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矯正で使うオルソパルスとは?メリット・デメリットをプルチーノ歯科・矯正歯科が解説

24.01.30

カテゴリ:一般歯科

歯列矯正は、歯を動かすのに1~3年程度かかるのが一般的です。その点がネックとなって、歯並びの治療にはなかなか一歩踏み出せないという方もいらっしゃることでしょう。そんな方にぜひとも知っていただきたい装置に「オルソパルス」というものがあります。歯の動きを促進することで矯正期間を短縮できる装置で、マウス矯正で使用する人が増えてきています。今回はそんな矯正で使うオルソパルスの効果や仕組み、メリット・デメリットなどを四日市のプルチーノ歯科・矯正歯科がわかりやすく紹介をします。

オルソパルスとはなに?

そもそもオルソパルスとは何なのか。「オルソ」も「パルス」も日常的にはあまり耳にしない言葉なので戸惑ってしまうかもしれませんね。そこでまずはオルソパルスの基本事項から学んでいきましょう。

・オルソパルスとは

オルソパルスは、日本語で「加速矯正治療」と訳されます。専用の機器を使って口腔内に近赤外線を照射することで、矯正による歯の移動を加速させるのです。標準的な矯正治療よりも歯を速く動かせるため、治療期間の短縮にもつながります。具体的には、マウスピースのような形をした装置を口にくわえ、上下の歯列にそれぞれ5分程度の近赤外線照射を行って歯の移動を促進させます。オルソパルスの取り扱いはとてもシンプルなので、誰でもすぐに慣れることでしょう。

・オルソパルスの効果

マウスピース矯正やワイヤー矯正でオルソパルスを使うと、歯が動きやすくなります。近赤外線によって歯茎や顎の骨の細胞が活性化されることで、歯の移動に伴う痛みも軽減されることでしょう。これらはオルソパルスならではの効果といえます。

・オルソパルスの仕組み

マウスピース型の装置で光を照射するだけでなぜ歯の移動が促進されるのか。その点に疑問を持つと同時に、オルソパルスの効果に懐疑的な見方をされる方も多いようです。けれども実は、このオルソパルスで細胞を活性化させる仕組みは、医科の分野でも古くから活用されているものなのです。例えば事故などで損傷した部位に近赤外線を当てることで治癒を促進するという方法は、臨床でも広く行われています。厳密には、細胞内のミトコンドリアを近赤外線で活性化させることで、骨などの代謝が向上します。その仕組みを矯正治療に応用したのがオルソパルスなのです。

オルソパルスの使い方

次に、オルソパルスの使い方について解説します。上でも述べたように、オルソパルスの使い方は至ってシンプル。その手順は2つのステップを踏むだけです。

STEP1:オルソパルスの充電

オルソパルスは、ワイヤレスの装置なので必ず事前の充電が必要となります。バッテリーゼロの状態からフルの状態まで充電するには6時間程度かかります。オルソパルスはUSBコネクタでの充電となるため、パソコンを利用することも可能です。つまり、屋外や出先でも充電することができるのです。充電が終わると赤いランプの点滅が消えて準備が完了します。

STEP2:オルソパルスの装着

オルソパルスの充電が完了したら、あとは口腔内に装置を装着するだけです。まずは上の歯列から5分間、近赤外線を照射します。続いて、下の歯列に同じく5分間の照射を行います。ちなみに、インビザラインのようなマウスピース矯正の場合は、マウスピースを装着した状態でオルソパルスを使います。

オルソパルスを利用するメリット・デメリット

矯正治療にオルソパルスを利用すると、次に挙げるようなメリットとデメリットを伴います。

【メリット】

メリット1:矯正期間を短縮できる

オルソパルスによる効果はすべての人で同等に現れるわけではありませんが、歯の移動を早めることは可能です。例えば、インビザラインのマウスピースであれば、1~2週間に1回交換するところをオルソパルスによって3~7日に1回まで頻度を高めることができる場合もあります。ケースによっては、歯を動かす速度が2倍程度まで速まるのです。その結果、矯正期間も全体的に短縮できることでしょう。

メリット2:歯の移動に伴う痛みが軽くなる

矯正装置で歯を動かす時の痛みをゼロにすることは難しいです。歯槽骨に埋まっている歯を強引に動かすのが歯列矯正なので、痛みをまったく感じないことの方が正常ではないといえるからです。ただ、オルソパルスによって細胞が活性化され、歯槽骨の代謝が向上すれば、歯の移動に伴う痛みは緩和されます。そうした疼痛を緩和する効果は、医科の治療でもすでに実証済みです。

メリット3:矯正治療の安全性が高まる

オルソパルスによって骨の代謝が上がると、骨を吸収する作用と再生する作用の両方が促進されます。これを専門的には「骨のリモデリング」と呼び、矯正治療を安全かつ確実に進めていく上では非常に重要な現象といえるでしょう。とくに前歯のような骨の薄い部分の歯を動かす場合には、安全性の向上に大きく寄与します。

【デメリット】

デメリット1:装置を購入する費用がかかる

オルソパルスは、レンタルして使用するタイプの装置ではありません。矯正治療と併用する場合は、必ず患者さんが購入しなければならないのです。当然ですがオルソパルスに保険は適用されません。また、オルソパルスは専門性の高い装置であることから、製作にもそれなりのコストがかかります。そのため矯正治療とは別に、やや大きな金額を支払うこととなるのです。そうした矯正治療における経済面のコストを最小限に抑えたいと考えている方には、オルソパルスを推奨することはできません。

デメリット2:いつでも自由に使えるわけではない

オルソパルスは、好きな時に自由に使って良いものではありません。ほとんどのケースでは、主治医からオルソパルスを使うタイミングや時期などの指示が出されます。とにかく矯正を早く終わらせたいからといって、無暗にオルソパルスを使うことは良くありません。

デメリット3:充電と装着の手間がかかる

矯正治療にオルソパルスを併用する場合は、装置の充電と装着という手間がかかります。装置の充電を忘れると当然ですがオルソパルスを使用できません。また、1日10分とはいえ、矯正治療にプラスアルファの手間がかかる点を大きなデメリットと感じる人もいらっしゃることでしょう。

オルソパルスに関するよくある質問

・利用するにはどうすれば良い?

オルソパルスは、矯正歯科で購入することができます。オルソパルスの利用を始める場合は、矯正の主治医に相談しましょう。

・いくらくらいかかる?

オルソパルスは、歯科医院によって値段が異なります。全国的には150,000~200,000円程度で販売されています。

・オルソパルスだけで歯を動かせる?

オルソパルスは、あくまで歯の移動を促進するための装置です。マルチブラケット装置やマウスピース型矯正装置を装着していない状態でオルソパルスを使っても何の意味もありません。

・施術の時に痛みは感じる?

オルソパルスで照射する近赤外線によって痛みが生じることはありません。また、オルソパルスの装置自体も口腔にフィットしやすいよう設計されていることから、装着時に不快症状が現れることもほとんどないでしょう。

・矯正の仕上がりは悪くならない?

オルソパルスは、あくまで歯を動かす力をサポートするだけです。歯を動かす量や方向を変えるような装置ではないことから、矯正の仕上がりに悪影響が及ぶことはありません。ただし、オルソパルスを歯科医師の指示通りに使用することが前提となります。

プルチーノ歯科ではオルソパルスを取り扱っています

四日市のプルチーノ歯科・矯正歯科では、オルソパルスを取り扱っておりますので、関心のある方はお気軽にご相談ください。費用は、165,000円(税込)です。マウスピース型矯正のインビザラインにオルソパルス併用することで、治療期間の短縮や痛みの緩和が期待できます。インビザラインのダイヤモンド・プロバイダー認定を受けているプルチーノ歯科なら、オルソパルスを上手に使ったマウスピース矯正を提供できます。

鶴田 祥平

この記事の監修者。医療法人鸞翔会の理事長でプルチーノ歯科・矯正歯科の歯科医師。

一般歯科治療成人矯正治療小児育成矯正インビザラインを用いた矯正治療インプラント治療ホワイトニング予防歯科治療などお口のお悩みに幅広くお応えしています。
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