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矯正歯科治療で後戻りする原因と予防方法を四日市の歯科が解説

24.01.22

カテゴリ:マウスピース矯正ワイヤー矯正矯正歯科

矯正歯科の治療に必ず伴うリスクとしては「後戻り」が挙げられます。矯正治療を頑張って手に入れた歯並びが、元の状態へと戻ってしまう現象です。もちろん、適切な対策を講じれば、後戻りを予防することは難しくないのですが、矯正が終わった後はどうしても油断しがちで、気づいたら歯並びが悪くなっていたというケースも珍しくありません。そこで今回は、矯正歯科治療で後戻りが起こる原因と予防方法を四日市のプルチーノ歯科・矯正歯科がわかりやすく解説をします。

1. 矯正治療の「後戻り」とは?

矯正治療では、専用の装置を使って歯を任意の場所まで移動させます。皆さんもご存知のように、歯は歯槽骨(しそうこつ)という骨に埋まっていることに加え、歯周靭帯という組織でしっかり固定されているのです。そのため人為的に動かしたとしても、しばらくは元の位置に戻るような構造を採っています。そこで必要となるのが「リテーナー」と呼ばれる保定装置です。

① リテーナー(保定装置)をしていない場合の後戻りの確率は100%

歯を動かす動的治療の後に、リテーナーを装着していない場合は、100%の確率で後戻りが起こるといっても間違いではありません。それは歯が移動した場所に定着していないからです。そのため矯正歯科治療では、歯を動かすのに要した期間と同程度、リテーナーを装着するのが一般的となっています。それくらい長い年月をかけなければ、歯並びも安定しないのです。

② リテーナー(保定装置)の種類と特徴

ひと言でリテーナーといっても、実はたくさんの種類があります。

種類1:ベッグタイプリテーナー

歯列全体をワイヤーで取り囲むリテーナーです。抜歯をした症例に適応されることが多いといえます。

種類2:ホーレータイプリテーナー

主に前歯部をワイヤーで取り囲むタイプのリテーナーです。抜歯をしなかったケースに適応されることが多いといえます。

種類3:トゥースポジショナー

シリコーンで作られたリテーナーで、軽度の歯並びの乱れであれば、修正する作用が期待できます。

種類4:インビジブルリテーナー

その名の通り透明で目立ちにくいタイプのリテーナーです。インビザライン矯正のアライナーに近い見た目をしています。

種類5:フィックスタイプリテーナー

固定式のリテーナーです。前歯の裏側に設置して、歯並びを固定します。

③ リテーナー(保定装置)を付ける期間

上でも述べたように、リテーナーは動的治療と同程度の期間、装着する必要があります。例えば、インビザライン矯正で歯を動かすのに1年半かかった場合は、リテーナーも1年半くらい装着を続けなければなりません。

2. 後戻りの原因ってなに?

次に、矯正の後戻りが起こる原因について解説します。一般的には以下の4つが挙げられます。

① リテーナーの装着時間不足

リテーナーは毎日装着しなければなりません。動的治療に用いるアライナーほど長時間、装着する必要はありませんが、決められた時間を守らないと歯の後戻りが生じます。保定処置を途中でやめても当然ですが後戻りします。

② 口呼吸や頬杖などの悪癖

口呼吸や頬杖をつく癖は、歯並びを悪くします。それは動的治療が終わった後も同様です。口呼吸は歯列に対して適切な圧力が加わらないことで後戻りが生じ、頬杖をつく癖は不要な力が歯並びを乱します。

③ 舌癖

舌を前に突き出す癖や前歯を押す癖なども後戻りを誘発する主な原因となっています。こうした口腔習癖は、矯正前はもちろんのこと、矯正後も積極的に改善するよう努めましょう。

④ 治療計画の誤りや矯正後の不十分なケア

矯正の治療計画そのものに誤りがあった場合は、後戻りのリスクも上昇します。例えば、本来は抜歯が必要であるにもかかわらず、無理に非抜歯で矯正をすると、後戻りすることが多いです。矯正後のケアが不十分で虫歯や歯周病などのトラブルに見舞われた場合も後戻りが生じやすくなります。

3. 後戻りをできる限り防ぐには?

矯正後の後戻りは、次に挙げる方法を実践することで、防ぎやすくなります。

① リテーナーの正しい利用

矯正後の後戻りを防止する上で必須となるのは、リテーナーの正しい装着です。これを実践するだけでも、後戻りのリスクを大きく下げられることでしょう。リテーナーは、歯科医師の指示した通りの時間、タイミングで装着するようにしてください。繰り返しになりますがリテーナーは動的治療と同じくらいの期間、装着が必要となります。それは数年間に及ぶのが一般的なので、途中で面倒になったり、装着するのを忘れるようになったりするかもしれませんが、頑張って最後まで保定処置をやり遂げることをおすすめします。

② 歯並びに影響を与える癖をやめる

上段で解説した口呼吸や頬杖をつく癖、舌癖などは早期に改善しておきましょう。自分だけで改善できない場合は、歯科医院の力を借りてください。

③ 虫歯や歯周病に気を付ける

矯正後も引き続き口腔ケアには力を入れていきましょう。せっかく苦労をして手に入れた歯並びも虫歯や歯周病になってしまっては台無しです。症状が重たいと、後戻りを誘発するだけでなく、歯そのものを失うリスクも生じます。

④ 定期的な通院とメンテナンスを行う

保定処置自体は、それほど頻度の高い通院が必要となるわけではありませんが、メンテナンスやクリーニングを受けるためにも、3~4ヵ月に1回はかかりつけ医に診てもらうことをおすすめします。

⑤ 矯正治療における実績が豊富な歯医者を選ぶ

上述したように、矯正は診断と治療計画の立案が極めて重要な治療といえるため、可能な限り実績豊富な歯医者を選ぶことをおすすめします。これまでいろいろなケースに対応してきた歯医者なら、後戻りするリスクを最小限に抑えられることでしょう。

4. 後戻りをしたと感じたらできるだけ早く対応しましょう

歯の後戻りは矯正を受けた人なら誰にでも起こり得るトラブルなので、その症状が認められた時点ですぐに対処することをおすすめします。

① 「後戻り」への対応と治療・費用について

矯正の後戻りへの対応は、症状の度合いや歯科医院によって方法も費用も変わってきます。対応が遅れると、矯正の費用があらためて全額かかる場合も珍しくありませんので、十分にご注意ください。症状が軽度であれば、数万円から十数万円程度で対応してもらえることもあるでしょう。

② 当院で治療終了後、5年以内は「調整料」のみ

四日市のプルチーノ歯科・矯正歯科では、矯正後の後戻り対して、基本的には調整料のみいただいております。数十万円という高額な矯正費をもう一度、請求されるということはありませんのでご安心ください。ただし、そうした調整料のみの対応は動的治療の終了から5年以内という上限が設けられております。

③ 当院で治療後、5年以上経過後の再治療は「新規料金の半額」で対応

動的治療から5年以上経過してからの再治療でも、四日市のプルチーノ歯科・矯正歯科では新規料金の半額で対応させていただきます。5年以上前に当院で矯正を受けた方で後戻りが認められる場合は、いつでもお気軽にご連絡ください。

④ まとめ

このように、矯正治療には後戻りのリスクを伴うことから、歯並びがきれいになった後も油断せずにリテーナー(保定装置)を装着するようにしましょう。仮に後戻りが生じてしまったとしても、四日市のプルチーノ歯科・矯正歯科なら調整料のみで再治療を受けることができます。動的治療から5年以上経過しているケースでも、新規料金の半額で対応させていただきますので、矯正の後戻りが怖い・不安という方は、ぜひ当院までご相談ください。ちなみに、四日市のプルチーノ歯科・矯正歯科ではマウスピース型矯正のインビザラインに力を入れております。

鶴田 祥平

この記事の監修者。医療法人鸞翔会の理事長でプルチーノ歯科・矯正歯科の歯科医師。

一般歯科治療成人矯正治療小児育成矯正インビザラインを用いた矯正治療インプラント治療ホワイトニング予防歯科治療などお口のお悩みに幅広くお応えしています。
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