ひと言でホワイトニングといっても、いくつかの種類があって、それぞれに異なる特徴があります。その中でも「セルフホワイトニング」は患者さんにとっての利便性が高いため、最近、注目を集めるようになってきました。“セルフ”という名前が付いているサービスは、どんなものでも安くて便利というイメージがありますからね。今回はそんなセルフホワイトニングの特徴や効果、デメリットに焦点を当てて、四日市のプルチーノ歯科・矯正歯科が詳しく解説をします。

セルフホワイトニングとは

はじめにホワイトニング全般の特徴や種類について解説します。セルフホワイトニングで後悔や失敗をしないためにも、その他のホワイトニングとの違いも正しく理解しておくことが大切です。

・そもそもホワイトニングとは

ホワイトニングとは、歯の黄ばみや黒ずみを取り除く行為全般を指します。ですから自宅で行う歯のケアも広い意味ではホワイトニングに含まれます。おそらく、専用のケアグッズを購入して、自宅で使用している人も「歯をホワイトニングしている」という意識があるかと思います。そこでまずはホワイトニングの種類について、正確に理解することから始めましょう。

・ホワイトニングの種類

歯を白くするホワイトニングは、大きく4つに分けることができます。それは「セルフホワイトニング」「ホームホワイトニング」「オフィスホワイトニング」「デュアルホワイトニング」の4つです。それぞれの特徴は以下の通りです。

【セルフホワイトニング】

今回のテーマであるセルフホワイトニングは、文字通りセルフ（自分）で行うホワイトニングです。ただし、セルフホワイトニングには正確な定義があるわけではなく、いくつかの方法が含まれます。例えば、市販のホワイトニング歯磨き粉やホワイトニングジェル、歯の消しゴムなどを使って着色汚れを落とすこと以外にも、ホワイトニングサロンで行う施術もセルフホワイトニングに該当します。いずれも歯の表面に付着した汚れを取り除くことしかできません。この点が残り3つのホワイトニング法との違いといえます。

【ホームホワイトニング】

歯科医院で処方された薬剤と自分専用に作られたマウストレーを使って自宅でホワイトニングする方法です。事前に歯科医院での診察が必要となります。ホームホワイトニングも患者さん自身が施術することから、セルフホワイトニングと混同されがちですが、使用する材料から手順まで、まったく別物である点に注意が必要です。歯科医院を介して行うホームホワイトニングでは、歯の内部に沈着した汚れまで科学的に分解・除去できます。

【オフィスホワイトニング】

歯科医師や歯科衛生士といった専門家が過酸化水素からなる漂白剤を使って歯を白く方法です。即効性が高く、重症度の高い歯の着色も改善しやすいです。

【デュアルホワイトニング】

ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングを併用する方法をデュアルホワイトニングといいます。ホワイトニングの中で最も高い効果が期待できる方法です。

セルフホワイトニングの効果

ここからは、セルフホワイトニングの効果の説明となります。

効果１：歯の表面の着色汚れを除去できる

歯を黄ばませる原因としては、ステインという着色汚れが挙げられます。ステインは歯ブラシによるブラッシングでは落としにくいのですが、セルフホワイトニング用の歯磨き粉や薬剤を使うことで、効率よく取り除けます。

効果２：歯や歯茎への刺激が少ない

セルフホワイトニングでは、刺激の強い薬剤を使うことができません。そのためセルフホワイトニングで歯や歯茎を傷めたり、知覚過敏の症状が現れたりすることはほとんどないのです。

効果３：歯のケアにかける費用を抑制できる

セルフホワイトニングの費用は、安ければ数百円、高くても5,000～6,000円程度にとどまります。1回あたり数万円かかる歯科医院のホワイトニングよりも安価に歯をケアすることが可能です。もちろん、セルフホワイトニングと歯科のホワイトニングは根本的に異なるものなので、費用面だけで比較するのはおすすめできません。

セルフホワイトニングのデメリット

このように、セルフホワイトニングなら安くて、痛みもなく、気軽に歯の黄ばみを改善できるのですが、デメリットも伴う点に注意が必要です。

・デメリット１：歯の内部の汚れは落とせない

セルフホワイトニングで落とせる汚れは、歯の表面に付着しているものに限定されます。エナメル質内部に沈着した汚れは、歯科医院のホワイトニングでなければ除去できません。

・デメリット2：歯や歯茎の状態を専門家に診てもらえない

市販のホワイトニンググッズはもちろんのこと、ホワイトニングサロンで行うセルフホワイトニングも専門家による口腔内診査を受けられません。すべて素人の自己判断で行うことになるため、適切に歯を白くできないこともあります。

・デメリット３：色のムラが生じやすい

ホームホワイトニングやオフィスホワイトニングでは、専門家が診察し、適切な方法で歯を漂白します。そのため色の仕上がりもある程度はコントロール可能となっています。一方、一般の人が独断で行うセルフホワイトニングでは、その性質上、色のムラが生じやすいといえるでしょう。

ホワイトニング種類ごとのおすすめのタイプ

4種類のホワイトニング法の特徴についてはご理解いただけたかと思います。そこで気になるのが自分に合ったホワイトニング法ですね。ここでは4種類のホワイトニング法はそれぞれどのようなタイプの人に合っているのかを費用も併せて解説します。

・セルフホワイトニングがおすすめのタイプ

歯を白くする費用をとにかく安く抑えたい人には、セルフホワイトニングがおすすめです。セルフホワイトニングなら歯科医院に通う手間も省けます。

◎一般的な費用

500～5,000円程度

・オフィスホワイトニングがおすすめのタイプ

セルフホワイトニングでは取り除けない歯の黄ばみ・黒ずみを即日、改善したい人には、オフィスホワイトニングがおすすめです。オフィスホワイトニングは即効性が高く、1回の施術でも相応の効果が得られます。

◎一般的な費用

20,000～60,000円程度

・ホームホワイトニングがおすすめのタイプ

セルフホワイトニングでは取り除けない歯の黄ばみをマイペースにホワイトニングしたい人には、ホームホワイトニングがおすすめです。はじめに歯科医院を受診して口腔内診査を受けて、自分専用のマウストレーを作ったあとは好きな時、好きな場所でホワイトニングできるようになります。

◎一般的な費用

20,000～40,000円程度

・デュアルホワイトニングがおすすめのタイプ

歯の白さ、美しさを追求したい人には、デュアルホワイトニングがおすすめです。デュアルホワイトニングなら即効性の高さと持続素の高さを両立させることができます。

◎一般的な費用

50,000～80,000円程度

四日市でオフィス・ホーム・デュアルホワイトニングならプルチーノ歯科へ

今回は、手軽に歯を白くできるセルフホワイトニングについて解説しました。セルフホワイトニングなら安価に歯を白くできますが、取り除けるのは歯面の汚れに限定されます。歯の内部に沈着した汚れまできちんと落としたいという人には、歯科医院でのホワイトニングが推奨されますので、まずはお気軽に四日市のプルチーノ歯科・矯正歯科までご相談ください。

当院では3種類のホワイトニングに対応しております。とくにオフィスホワイトニングに関しては「スーパーポリリン酸ホワイトニング」という、知覚過敏が起こりにくい施術法が四日市でも人気です。費用も1回あたり12,000円からと比較的安い価格に設定しておりますので、気になる方はお気軽にご連絡ください。施術の内容や手順、コースなども詳しくご説明します。