矯正治療は見た目の美しさだけでなく、健康なかみ合わせを整える目的もあります。しかし「矯正ってすごく時間がかかるのでは？」という疑問は、多くの方が抱える不安のひとつです。
この記事では、矯正にかかる平均期間の目安や早く治療を終えるための方法、さらには新しい技術を取り入れた矯正期間の短縮など当院の治療の工夫について、具体的にご紹介します。
また、実際に矯正を行う際に知っておきたい注意点や、年齢・症例別に異なる治療のポイントについても詳しく解説しますので、ご自身に合った方法を見つける参考にしていただければと思います。

 

 

平均は？1～3年？矯正治療にかかる期間は人それぞれ異なります

治療期間には個人差があります。なぜなら、歯並びや噛み合わせの状態、顎の骨の構造や年齢、抜歯の有無などにより、歯を動かす範囲やスピードが大きく変化するからです。
「前歯だけなら早く終わると思っていたのに…」という声をよく耳にしますが、実際にはそうとは限りません。奥歯まで動かす必要があるケースや、歯を動かす距離が大きい場合には、部分矯正であっても時間がかかることがあります。そのため、歯列全体の状態や治療のゴールに応じて、かかる時間は大きく変わってくるのです。

 

矯正歯科の期間に関する疑問を持つ大人の方へ

矯正歯科での治療期間についての目安や、早く終わらせるための方法、矯正装置の種類ごとの特徴などを丁寧に解説します。
忙しい大人の方にとっても、無理なく矯正治療を進められるようポイントを押さえてご紹介します。

 

矯正装置の種類によって期間が異なる理由

装置の選び方も、治療期間に影響を与える大きなポイントです。以下では、代表的な歯科矯正の種類と、それぞれの特徴や期間の違いについてご紹介します。

 

矯正装置の種類ごとにかかる期間の目安の一覧表

以下の表では、主な矯正装置ごとの特徴と治療期間の目安を比較できます。

 

矯正装置の種類	主な特徴	治療期間の目安
表側矯正（ワイヤー）	幅広い症例に対応しやすい／見た目がやや目立つ	約1.5年～3年
裏側矯正（舌側矯正）	装置が目立たない／費用や期間がやや増える傾向	約2年～3年半
マウスピース矯正（インビザライン）	透明で目立ちにくく、取り外し可能／装着時間が重要	約1年～3年

 

◾表側矯正（ワイヤー・ブラケット装置）

表側に装着する一般的なワイヤー矯正は、どのような症例にも幅広く対応できることが強みです。平均的な期間は1年半〜3年程度が目安ですが、症状によっては長くなる場合もあります。
ワイヤーの調整により歯に持続的な力をかけることで、正確かつ計画的に歯を動かしていきます。特に複雑な噛み合わせや歯の移動が必要なケースでは、安定した効果が期待できます。

 

◾裏側矯正（舌側矯正）

裏側に装置をつけるため、目立たずに治療が行える点が魅力です。歯列矯正の方法としては難易度が高く、表側よりもやや時間がかかることもあります。
しかし、職業柄見た目が気になる方には根強い人気があり、最近ではデジタル技術により装置の精度や快適性も向上しています。

 

◾マウスピース型矯正（インビザラインなど）

透明なマウスピースを使う目立ちにくい方法で、取り外しができるのが特徴です。痛みが少なく、生活への影響も少ない反面、しっかり装着しないと効果が出にくく、治療が長引く可能性があります。
当院では、歯科矯正分野で世界的に評価されているインビザラインを採用しており、症例数も豊富です。3Dシミュレーションを使った治療計画で、治療後のイメージをご確認いただけます。

 

早く終わる方法は？治療期間を短縮したい方へ

当院では、矯正歯科治療の期間をできるだけ短くしたい方のために、「オルソパルス（OrthoPulse）」を導入しています。

 

◾オルソパルスによる加速矯正治療とは？

近赤外線の光を使い、細胞内のミトコンドリアに作用して代謝を活発にし、歯の移動を促進する医療機器です。1日10分、上と下の歯列にそれぞれ5分ずつの照射で治療をサポートします。
この治療法は「フォトバイオモジュレーション」と呼ばれ、細胞レベルで骨や歯周組織の修復や再生を促進します。外科分野でも実績があり、矯正治療においても効果が注目されています。

◾オルソパルスのメリット

オルソパルスの導入により、従来の治療方法では難しかった時間的な制限を大幅に緩和できます。特に、仕事や子育てに忙しい大人の方にとって、矯正治療が短期間で完了することは大きなメリットです。以下に、具体的な利点を挙げてご説明します。

 

自宅で1日1回の簡単な操作で使えるため、忙しい方や治療を早く終わらせたい方にとって、非常に心強いサポート機器となります。

 

◾オルソパルスの使用手順

使用方法も非常に簡単で、ご自宅で手軽に取り入れられるのが特徴です。特別なスキルや設備は必要なく、日常生活の中で無理なく継続できます。以下のようなステップで実施します。

 

このように短時間で行える点も、日常生活の負担を最小限に抑える理由です。
ご希望の方は、お声がけください。詳しくは下記のページに掲載されています。

 

矯正治療の初診から保定までの流れ

矯正治療は大きく3つのステップに分かれ、それぞれに必要な期間や役割があります。全体を理解しておくことで、スムーズな通院計画やセルフケアが可能になります。（）の期間はあくまで目安であり、お一人おひとり異なります。ご自身の治療期間については診察を受けた上で、担当歯科医師に確認しましょう。

 

◾初診から装置装着まで

カウンセリングと精密検査を通じて、歯並びや歯根膜、骨の状態、顎のバランス、虫歯・歯周病の有無などを確認し、治療計画を立てます。通院回数は1〜数回程度が目安です。

 

◾歯を動かす期間（6ヶ月〜3年）

装置を使い、歯槽骨や歯根膜に働きかけて歯を動かします。出っ歯や奥歯の位置調整が必要な場合や、骨の状態によっては時間がかかることもあります。月1回の通院を目安に進めます。

 

◾保定期間（1年〜2年）

矯正後の歯並びを維持するため、リテーナー（保定装置）を使用します。取り外し可能な型や固定式などがあり、後戻りを防ぐために重要な期間です。
それぞれの段階で適切な方法と装置を選ぶことが、矯正治療の成功と安定に直結します。

 

大人の矯正で注意したいポイント

大人の矯正では、虫歯や歯周病のリスク管理も重要です。歯茎の状態が悪いと装置を使えないこともあり、抜歯が必要なケースもあります。
また、痛みや違和感への対処、仕事中の見た目や食事のしやすさなども、装置選びに影響を与える要素です。

 

治療期間を左右する要素とは？～早く終わるために～

矯正治療にかかる時間は、患者さまの状態や治療計画によって大きく異なります。骨の状態や歯列の乱れ、装置の種類、抜歯の有無など、さまざまな要因が影響します。
たとえば、出っ歯や奥歯の位置を調整するケースでは、歯を動かす範囲が広くなるため、治療にかかる期間も長くなりやすいといえるでしょう。また、歯根膜や骨の代謝が活発な若い人に比べて、大人は組織の動きが緩やかなため、時間がかかることがあります。
治療期間は以下のような要素で変わってきます。

 

これらを踏まえ、自分に合った方法を選び、矯正歯科でしっかり相談することがポイントです。

 

無料相談｜プルチーノ歯科・矯正歯科 四日市院について

当院は、患者さまお一人おひとりに合わせた治療をご提供している矯正歯科を専門とする総合歯科クリニックです。インビザライン矯正認定医が在籍し、豊富な症例数が認められブラックダイヤモンド・プロバイダーにも選定されています。オルソパルスによる短縮治療や、矯正後の仕上がりイメージをシミュレーションできるiTero、精密治療が実現するマイクロスコープ、3Dによる詳細な画像診断のための歯科用CTといった先進設備も導入しています。
また、通いやすいイオンタウン四日市泊にあり、低金利のデンタルローンや各種カード払いも対応していますので、まずはお気軽に無料相談にお越しいただけましたら幸いです。

 

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※マウスピース型カスタムメイド歯科矯正装置は、日本では完成薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となることがあります。