
歯列矯正と聞くと「見た目をきれいにするためのもの」と思われがちですが、実際には噛み合わせを整える、虫歯や歯周病を予防するなど身体の健康にもつながる重要な歯科治療です。
しかし、矯正治療にはさまざまな種類があり、どれが自分に合っているのか迷う方も少なくありません。
そこで今回のブログでは、矯正歯科を専門とする総合歯科クリニックの立場から、大人と子供それぞれに適した矯正装置の特徴や選び方をご紹介します。
当院が取り扱うマウスピース型装置や小児育成矯正についても触れながら、費用や装着感、生活への影響といった気になるポイントについても解説します。
目次
選び方のポイント|矯正装置の種類を知って選ぶ
矯正治療に使用される装置は、大きく分けてワイヤー矯正・裏側矯正・マウスピース矯正などがあります。それぞれの装置には、見た目や費用、装着感、対応できる症例などに違いがあり、自分に合ったものを選ぶには基本的な情報を知ることが欠かせません。
装置を選ぶときは、どのくらい目立たないことを重視するのか、痛みや違和感に敏感かどうか、取り外しができるかどうかといった「自分にとって譲れないポイント」を整理しておくとスムーズです。また、通院できる頻度や治療にかけられる時間、家族や仕事への影響も選び方に関係します。
装置の特徴を理解したうえで、自身のライフスタイルや希望に合った方法を選ぶことが、矯正治療を前向きに続ける上でとても大切です。
矯正治療には複数の装置があり、それぞれメリット・デメリットがあります。まずは代表的な装置の種類と特徴を理解しておきましょう。
◾表側矯正(ワイヤー矯正)
歯の表面にブラケットを装着し、ワイヤーを通して歯を動かす基本的な方法です。多くの症例に対応可能で、広く普及しています。金属製やセラミック製のブラケットが使われることが多く、見た目や費用に応じて選ぶことができます。
▪メリット:比較的費用が抑えられ、幅広い症例に対応可能。強い力をかけやすく、前歯から奥歯までしっかり動かせます。
▪デメリット:装置が目立ちやすく、歯磨きや食事がしづらくなることがあります。装着している部分に食べ物が詰まりやすく、痛みを感じることもあります。
◾裏側矯正(舌側矯正・リンガル矯正)
歯の裏側に装置をつけて行う矯正治療です。表から見えにくく、審美的なニーズに応えられる方法です。
▪メリット:人から気づかれにくく、見た目への影響が少ないため審美性が高い方法です。見た目を気にする方に向いています。
▪デメリット:発音しづらさや装着中の違和感があり、費用も矯正方法の種類の中で最も高い傾向です。目立つ上側だけ裏側に装置をつける「ハーフリンガル矯正」で費用を抑えることも可能です。
◾マウスピース矯正(インビザラインなど)
透明で目立ちにくい取外し可能なマウスピースを用いて段階的に歯を移動させます。当院はインビザライン・ブラックダイヤモンド・プロバイダーとして豊富な症例数を手がけてきた実績があります。
▪メリット:透明で目立ちにくく、装着・取り外しが可能で、食事や歯磨きがしやすく衛生的です。通院の頻度が少ないのも特長です。
▪デメリット:装着時間を守る必要があり、適応できる症例に限りがあります。取り外しが多すぎると効果が落ちる可能性があります。
子供の矯正治療のポイント
子供の場合、早期に始めることで成長期を活かした矯正治療ができます。永久歯が生え揃う前に歯並びや顎のバランスを整えることで、抜歯や長期間の治療を回避できることがあります。
「まだ早いかな?」と延ばし延ばしにせず、気になったときに小児矯正歯科に相談しましょう。適切なタイミングで始められますし、矯正装置の種類の選択肢も広がります。
当院では、将来の歯並びの乱れを予防する考え方の「小児育成矯正」を行っています。
◾小児育成矯正(プレオルソ:小児用マウスピース矯正装置)
柔らかい素材のマウスピース型装置を使用し、歯並びとともに舌や口腔周囲筋の機能も整える治療法です。呼吸や姿勢の改善も期待でき、生活習慣を見直すきっかけにもなります。
▪メリット:お口まわりの癖を改善し、成長を利用して歯並びや顎の位置を整えることができます。将来的な矯正負担を抑える効果もあります。
▪デメリット:装着時間や習慣づけに家庭での協力が必要です。違和感を訴えるお子さんもいるため、保護者の方のサポートが欠かせません。
◾インビザライン・ファースト
インビザラインシリーズの中で、小児期の混合歯列期に対応したマウスピース矯正です。子供の矯正に対応できる設計がされており、将来の矯正治療に向けた準備として用いられます。
▪メリット:透明で目立たず、取り外しができるため衛生管理がしやすい方法です。比較的痛みも少なく、通院の頻度も少なくすみます。
▪デメリット:費用が高くなりやすく、本人の管理が求められます。使用方法によって効果に差が出ることがあります。
矯正方法を選ぶときのポイント
矯正装置を選ぶ際には、次のような観点から比較・検討するとよいでしょう。
▪現在の歯の状態や歯並び:スペースの有無、抜歯の必要性、歯列のズレや上下の噛み合わせなどを診断します。部分的な歯列の移動が必要なケースもあります。
▪生活への影響:仕事や学校での見た目や発音、食事中の取り外しのしやすさなども重要です。装着しにくい、話しにくいと感じることもあります。
▪治療期間や通院の頻度:どれくらいの期間で終えたいか、通える頻度はどうかなども選択のカギになります。通院回数が多いと負担が大きくなります。
▪費用や支払い方法:治療の総額だけでなく、分割払いやローンプランも含めて検討しましょう。料金体系の違いを把握しておくことも重要です。
当院の矯正治療とサポート体制について
プルチーノ歯科・矯正歯科 四日市院では、矯正歯科を専門とする総合歯科クリニックとして以下のような先進的な体制を整えています。
▪矯正期間の短縮:加速矯正装置「オルソパルス」で細胞に働きかけ、歯の動きを早めることが可能です。
▪仕上がりイメージを可視化:3Dスキャナー「iTero element 5D」を導入し、動かす歯のシミュレーションが可能です。
▪矯正中の虫歯予防:矯正歯科の専門性と総合歯科クリニックとしてのトータルな診療を行う歯医者ですので、予防にも力を入れています。
▪先進機器による精密治療:CT・マイクロスコープなどの精密機器により安全性と正確性を両立。小さな異変も見逃しません。
▪負担の少ない支払い方法:分割24回まで手数料0円のデンタルローンや各種カード払いにも対応しており、費用面のご負担も抑えられます。
プルチーノ歯科・矯正歯科 理事長であるドクター鶴田翔平が2025年のインビザラインブラックダイヤモンド・プロバイダーに認定されました。 >
無料相談のご案内~イオンタウン四日市泊にあるクリニックです~
「自分に合った装置を知りたい」「矯正の費用や期間が気になる」と感じている方は、まずはプルチーノ歯科・矯正歯科 四日市院の無料相談をご活用ください。
当院では初診時にカウンセリングを行い、歯科医師がお一人おひとりのお悩みや生活背景をふまえて、最適な治療方法をご提案します。
矯正歯科専門のスタッフが丁寧に対応いたしますので、お気軽にご相談ください。
イオンタウン四日市柏にあり、アクセス便利なクリニックです。三重県桑名・鈴鹿・亀山・いなべ、愛知県弥富・愛西からも多くの方がご来院されています。
※マウスピース型カスタムメイド歯科矯正装置は、日本では完成薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となることがあります。