
矯正治療を受けている途中で、転勤や引っ越し、留学などの事情により、転院を考える方は決して少なくありません。
「治療費はどうなるのか?」「今の治療を引き継いでもらえるのか?」といった疑問や不安を抱えるのは当然のことです。
私たち「プルチーノ歯科・矯正歯科グループ」では、名古屋・東京・三重の4院間でスムーズな転院が可能な体制を整えており、グループ内での連携により、安心して治療を続けていただける環境を大切にしています。
ここでは、まず一般的な矯正歯科での転院についての基本的な考え方や費用、手続きのポイントを、わかりやすく解説いたします。
目次
矯正治療の途中でも転院は可能です
矯正治療は数年単位の長期計画で行われるため、途中で転院を検討するケースは決して珍しくありません。特に通院が難しくなった場合は、転院することで治療がスムーズに進むこともあります。
引っ越しや転勤などによる転院の例
▪海外留学や帰省など、生活拠点の変更
▪通院時間の負担増加や生活スタイルの変化
これらの理由で通院が困難になった場合、治療を続けること自体がストレスになることがあります。無理をして通院を続けた結果、診療間隔が空いてしまったり、装置の不具合に気づけなかったりすることもあります。
治療を中断せず続けるためにも、「通いやすい医院に変える」という選択はごく自然な流れです。
矯正歯科を途中で変える理由と背景
転院には、物理的な問題だけでなく心理的な背景が関係することもあります。患者さん一人ひとりの状況や心情に応じて判断することが大切です。
転院を考えるきっかけになりやすい理由
▪担当医師への不信感や対応への不満
▪納得できない説明や装置の違和感
こうした場合、すぐに転院を決断するのではなく、まずは主治医に相談してみることが大切です。診療内容や治療の流れを再度説明してもらうことで、誤解が解けることもあります。
ただし、どうしても信頼関係が築けない場合には、転院という選択が患者さんにとって良い方向に進むこともあります。
保定期間中の転院も可能です
矯正治療が完了したあとも、歯並びが元に戻らないように保定装置を使用する「保定期間」が必要です。この期間中の転院も可能ですが、注意しておきたい点がいくつかあります。
保定中に転院する際のポイント
▪保定計画の共有と調整が必要
▪診療情報や経過記録の提出が求められる
保定装置の作り直しが必要になることもあり、その際には再作製費がかかることもあります。
また、装置の装着状況や使用時間の記録なども、次の医院で治療を継続するために重要な資料となります。
「保定期間だから転院しても大丈夫」と軽視せず、丁寧な引き継ぎを行うことが後戻りの予防にもつながります。
転院前に確認しておくべきこと
転院をスムーズに進めるためには、事前の準備と確認がとても大切です。必要な情報を把握し、余計なトラブルを避けるためにも、以下の点をしっかり押さえておきましょう。
転院前にやっておくべき準備
▪これまでの治療経過や使用している装置の種類を把握する
▪紹介状や資料(レントゲン、口腔内写真など)を準備する
▪契約書の内容(返金規定、支払い方法)を確認する
転院を検討していると伝えるのは勇気が要るかもしれませんが、信頼関係のある歯科医師であれば、快く対応してくれるはずです。紹介先がある場合は、そのままスムーズに紹介してもらえることもあります。
また、契約時に取り交わした書類には、返金の可否や割合など重要な情報が記載されていることが多いので、手元に残っているか確認しておきましょう。
転院による費用は?返金は受けられる?
転院で最も気になるのが「お金の問題」です。支払った分がどこまで戻るのか、転院先ではどれくらいの金額が必要になるのかを知っておくことは非常に重要です。
転院に関する費用の一般的な注意点
▪ 医院ごとの契約内容により返金規定は異なる
▪ 転院先での診査・診断・装置代が必要になる場合がある
多くの医院では「治療が進んでいればいるほど、返金が難しくなる」と考えられています。また、費用の一部には診断料や装置作成料などのすでに発生した固定費も含まれているため、全額返金されることはほとんどありません。
一方、転院先では再度レントゲンや歯列模型を作成する必要があるため、新たに検査料や診断料が発生することもあります。
転院の具体的なステップと流れ
矯正治療を途中で中断することなく、他の医院に引き継ぐためには、いくつかのステップを踏む必要があります。手順を理解しておけば、予想外のトラブルも防ぎやすくなります。
転院時の基本的な流れ
▪治療経過や使用している装置の情報を確認する
▪紹介状や資料を用意してもらう
▪転院先で再カウンセリングと診断を受ける
▪費用や治療方針に納得した上で治療を再開
すでに矯正装置が装着されている場合、転院先ではその装置が継続使用できるかどうかの確認も必要です。また、レントゲン写真や歯列模型などの資料の受け取りと持参も重要な準備となります。
診断から治療の再スタートまで、1~2週間以上の余裕をもってスケジュールを組むとスムーズです。
転院時に注意したいポイント
矯正治療の転院にはメリットもありますが、デメリットや注意点も見逃せません。転院によって生じる可能性のあるリスクを事前に理解しておくことが大切です。
知っておきたい注意点
▪ 診断や装置の再作成で費用がかさむことがある
▪情報共有がうまくいかないと治療が長引く可能性がある
例えば、マウスピース型矯正(インビザライン等)の場合、転院先の医院でも同じシステムを採用していなければ治療を継続できないことがあります。そのため、同じ装置を使用しているクリニックを探すことも大切なポイントです。
また、引き継ぎ資料が不十分だと、治療計画を最初から立て直す必要が生じ、期間や費用が増えるリスクもあります。
転院先の選び方とおすすめのクリニック
転院する際は、アクセスの良さだけでなく、設備や専門性、治療方針との相性も考慮しましょう。「どこに通えばいいか分からない」というときは、前の医院に紹介を依頼するのも有効です。
こんなクリニックがおすすめです
▪精密な検査・診断が受けられる
▪ 口腔内の状況に応じて柔軟に対応してくれる
▪ スタッフが丁寧で説明が分かりやすい
「プルチーノ歯科・矯正歯科 四日市院」では、矯正歯科を専門とするインビザライン矯正認定医が在籍しており、さらに豊富な実績数からブラックダイヤモンド・プロバイダーにも認定されています。
プルチーノ歯科・矯正歯科 理事長であるドクター鶴田翔平が2025年のインビザラインブラックダイヤモンド・プロバイダーに認定されました。 >
治療前の診断には、iTero element 5D(3Dスキャナー)や歯科用CT、マイクロスコープを活用し、正確な歯列情報をもとに治療を進めます。
加速矯正治療(オルソパルス)にも対応しており、できるだけ短期間での歯並び改善を目指した診療が可能です。
グループ医院での転院はよりスムーズに
プルチーノ歯科・矯正歯科は、名古屋・東京・三重に合計4つの医院を展開しています。すべての医院で同じ治療方針・システムを採用しているため、グループ内での転院は非常にスムーズです。
すでに作成された歯列データや診療記録は共有可能で、無駄な再検査や再費用が発生しにくいのが特徴です。転勤・引っ越し・結婚などライフスタイルの変化にも対応しやすいため、長期的に治療を続けやすい環境が整っています。
転院を考えたら、まずは無料相談へ
「転院すべきか悩んでいる」「現在の治療内容が自分に合っているか不安」といった場合は、無理に一人で悩まず、まずは矯正歯科専門クリニックにご相談ください。
プルチーノ歯科・矯正歯科 四日市院では、無料カウンセリングを実施しており、転院のご相談も丁寧に対応しております。資料や装置がある場合は持参していただければ、治療継続の可否や費用、手続きについてわかりやすくご説明いたします。
治療の途中でも、安心して通える環境へと切り替えることは可能です。ご自身の口腔環境や生活状況に応じて、最適な選択をご一緒に考えていきましょう。
※マウスピース型カスタムメイド歯科矯正装置は、日本では完成薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となることがあります。