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矯正治療以外で噛み合わせをよくする方法はある?四日市のプルチーノ歯科・矯正歯科が解説

23.10.14

カテゴリ:マウスピース矯正ワイヤー矯正矯正歯科

噛み合わせというのは、ある意味で「歯並び」よりもお口の健康にとって重要といえます。歯並びは、どちらかというと審美面の状態を指す言葉で、きれいに整っていなかったとしても機能面に深刻な悪影響を及ぼさないことも少なくありません。一方、噛み合わせは歯のそしゃく機能に直結する要素となっているため、その状態が悪いとお口や全身にさまざまな不調をきたす場合があります。今回はそんな噛み合わせが悪いことによる悪影響や治療法、自分でできる噛み合わせのチェック方法などを四日市のプルチーノ歯科・矯正歯科がわかりやすく解説をします。

【1】 噛み合わせが悪いとどうなる?

上下の歯列の噛み合わせが悪いと、次のような不調がお口や身体に現れます。

① 発音がしづらい

発音も歯が担う機能のひとつです。悪い噛み合わせでは、舌の動きが制限されたり、息漏れが生じたりするなどして、発音に障害が生じることがあります。滑舌が悪くなる原因も悪い噛み合わせであることは珍しくありません。

② 食べ物が噛みにくい

噛み合わせが悪いことによる最も深刻な悪影響は、そしゃく障害です。食べ物を効率よく噛むことができないため、中途半端な状態で飲み込むことになります。その結果、胃や腸といった消化器官に大きな負担がかかり、全身の健康状態まで悪くなってしまうのです。食べ物が噛みにくい状態は、特定の歯だけでそしゃくしている可能性が高いです。例えば、右の奥歯だけで噛めるような状態だと、そこだけに過剰な負担がかかってしまい、歯の寿命を縮めます。具体的には、歯の摩耗や破折、歯茎の炎症などを誘発してしまうのです。

③ 顔の歪み・たるみ

噛み合わせが悪いと、左右どちらか一方で噛む癖がつきやすいです。例えば、左側だけで噛む癖がつくと、そちらの筋肉だけが発達して、左右非対称の顔貌となります。顎の位置がズレてしまうことも珍しくないでしょう。悪い噛み合わせによって噛む力が全体的に衰えると、顔のたるみが目立つようにもなります。

④ 顎関節症につながる

不適切な咬合状態(噛み合わせ)は、顎の関節に大きな負担をかけます。普段から顎の関節に痛みを感じたり、口を開け閉めする時にカクカクと音が鳴ったりしている場合は、顎関節症が疑われますので、まずは噛み合わせの検査を受けましょう。顎関節症の多くのケースでは、悪い噛み合わせが認められます。

⑤ 首や肩のコリ、頭痛などの不快症状

各部位の筋肉は、連動した機能を持っています。噛む時に使う咬筋(こうきん)が働くと、その近くにある首や肩、頭の筋肉にも一定の影響が及ぶのです。悪い噛み合わせで咬筋を始めとしたそしゃく筋が異常な働きをすると、それに連動して首や肩の筋肉のコリ、頭痛といった不快症状を伴うようになります。これらはいわゆる不定愁訴(ふていしゅうそ)と呼ばれる症状で、悪い噛み合わせがひとつの原因になっている可能性は否定できません。

【2】 症状・原因によって治療法が異なる

悪い噛み合わせを治す方法はいくつかあります。症状や原因によって、治療法は異なります。

① 生まれつき(遺伝)

遺伝によって生まれつき噛み合わせが悪い場合は、矯正治療でなければ治すことが難しいです。小さい頃から矯正をすると、外科的な治療を避けることも難しくありません。また、遺伝による骨格的な異常が軽度から中等度であれば、一般的な歯列矯正で悪い噛み合わせを改善できるケースも少なくはないです。いずれにしても精密検査を行ってみなければ、明確なことはいえません。

② 日頃のクセや習慣によるズレ

噛み合わせというのは、何気なく行っている日常のクセや習慣によっても悪くなります。わかりやすいのは「指しゃぶり」「舌を前に突き出すクセ」「爪を噛む癖」「口呼吸」「片側だけで噛むクセ」「頬杖をつくクセ」などです。こうした悪習癖が原因となって噛み合わせが悪くなっている場合は、それらを取り除くことが必須となります。クセの種類によっては、歯科医院でのサポートを受けながら治療できるものもあります。悪習癖を取り除いた上で残った噛み合わせの異常は、矯正治療で治すことになります。子供であれば、床矯正装置などを使った小児矯正で、大人の場合はマウスピース矯正やワイヤー矯正で噛み合わせと歯並びを改善していきます。

③ むし歯・歯周病

むし歯や歯周病に由来する噛み合わせの異常は、それらを完治させることから始めます。むし歯は細菌に感染している歯質を取り除き、高さなどを調節した詰め物・被せ物を装着します。歯周病は、歯石や歯垢を除去して、歯茎の炎症反応を抑えることが何より重要です。進行した歯周病では、顎の骨が破壊されているため、歯がグラグラと動揺する場合がありますが、きちんとした治療を行うことで歯周組織の状態も安定し、噛み合わせも元の状態に戻る場合も少なくありません。

④ 詰め物・被せ物が合っていない

過去に装着した詰め物・被せ物が合っていないことで悪い噛み合わせになっているケースも多々あります。それは詰め物・被せ物が高すぎたり、低すぎたりするせいです。そうしたケースでは、詰め物・被せ物の高さを調整することで、悪い噛み合わせも改善できます。

【3】 噛み合わせ治療の流れ

悪い噛み合わせの治療は、次の流れで進めていきます。

① まずは検査で噛み合わせの原因を調査

上でも解説したように、噛み合わせの原因はケースによって大きく異なります。そのため大まかな診察だけで治療法を決定することはできません。噛み合わせが悪くなっている状態をさまざまな角度から検査して、診断を下します。その上で治療計画を立てていくのです。

② 噛み合わせのずれの原因に対する治療の実施

噛み合わせの原因がわかったら、それを取り除くための治療を行います。片側だけで噛む癖や口呼吸などは、患者さんご自身の努力で改善していく必要があります。むし歯や歯周病、詰め物・被せ物の異常は、歯科医院での適切な治療が必須となります。そうした治療によって、噛み合わせのずれを生じさせている根本的な原因を取り除くことができますが、それだけでは改善できない問題もあります。その場合は、矯正治療を行うことになるでしょう。

③ 矯正治療が必要な場合は症状に合わせて治療方法の選定

遺伝による骨格的な異常が噛み合わせの異常を引き起こしている場合は、子供なら小児矯正、大人の場合は歯列矯正や外科矯正で治療します。最善といえる矯正法は年齢や症状によって大きく変わるため、矯正歯科治療が得意な歯医者さんに相談することが大切です。治療方法の選定を誤ると、噛み合わせがかえって悪くなってしまうこともあるため十分な注意が必要といえます。

【4】 噛み合わせ治療の前にできるセルフチェック

噛み合わせに気になる症状がある場合は、歯科を受診する前にセルフチェックしてみましょう。以下の項目でひとつでも当てはまるものがある場合は、噛み合わせの異常が疑われます。

・「いー」した時に顔の中心と歯列の中心がずれている
・奥歯で噛んだ割り箸が水平にならない
・口を大きく開けた時に指が縦に3本入らない
・奥歯をカチカチと噛んだ時に当たらない部分がある
・頬の内側の粘膜や舌など噛んでしまうことが多い
・顔貌が左右で非対称である
・食べ物をそしゃくしにくい

【5】 噛み合わせが気になったらプルチーノ歯科・矯正歯科に相談ください

今回は、悪い噛み合わせの原因や症状、身体に与える悪影響などを四日市のプルチーノ歯科・矯正歯科が解説しました。噛み合わせの診査・診断はとても難しく、正しい知識や経験がなければ適切に行えないこともあります。四日市のプルチーノ歯科・矯正歯科なら歯並び・噛み合わせの治療実績が豊富なので、さまざまな症例に対応することができます。

ですから、ご自身の噛み合わせに気になる部分があったり、それに関連する症状に悩まされていたりする場合は、いつでもお気軽に当院までご相談ください。まずはていねいにカウンセリングをして、精密検査を実施します。悪い噛み合わせの原因がわかったら、頑張って一緒に治していきましょう。

鶴田 祥平

この記事の監修者。医療法人鸞翔会の理事長でプルチーノ歯科・矯正歯科の歯科医師。

一般歯科治療成人矯正治療小児育成矯正インビザラインを用いた矯正治療インプラント治療ホワイトニング予防歯科治療などお口のお悩みに幅広くお応えしています。
詳しくはスタッフ紹介のページをご覧ください。

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