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矯正歯科の治療は何歳からできる?小児矯正のメリット・デメリットは?

24.03.16

カテゴリ:マウスピース矯正ワイヤー矯正矯正歯科

矯正歯科の治療は子供の頃に受けておいた方が良いという話はよく耳にしますよね。最近で大人になってから歯列矯正を受ける人が増えてきましたが、小児矯正を受けさせてあげられるのなら、その機会を活かした方が良いでしょう。そこで今回は、子供の矯正は何歳から始めるのが適切なのか、小児矯正を受けるとどんなメリット・デメリットを伴うのかについて、四日市のプルチーノ歯科・矯正歯科がわかりやすく解説をします。

1. 矯正治療は何歳から可能?

はじめに、子供の矯正治療の開始時期やタイミングについて、簡単にご説明します。

① 子供の矯正治療を始める年齢の目安

子供の矯正を始める年齢は、治療の種類によって大きく変わってきます。というのも、ひと言で子供の矯正といっても、厳密には0期治療、1期治療、2期治療の3つに大きく分けられるからです。

【0期治療】3~5歳くらい

0期治療とは、子供の歯である乳歯だけで構成された歯並びの時期に行う矯正です。一般的には、ムーシールドやプレオルソといったマウスピース型の矯正装置を使ってお口周りの筋肉を正常化して、噛み合わせや顎のずれを改善します。MFT(口腔筋機能訓練)で悪習慣を治す方法を併用することが多いです。

【1期治療】6歳くらい

1期治療は、皆さんがイメージする「小児矯正」です。拡大床(かくだいしょう)やリンガルアーチ、ヘッドギアなどを使って、歯と顎の発育を正常に促します。顎の骨が十分に成長すれば、2期治療で抜歯が不要になったり、歯列矯正の期間が短くなったりするなどのメリットも伴います。そんな1期治療は、最初の永久歯が生え始める6歳くらいから始めるのが標準的です。

【2期治療】13歳以降

2期治療は、いわゆる「歯列矯正」で、歯並びの乱れを細かく整えていくのが主な目的です。皆さんもよくご存知のマウスピース型矯正装置(インビザライン)やマルチブラケット装置(ワイヤー矯正)を使って、きれいな歯並びを作り上げていくのです。2期治療は、永久歯がすべて生えそろい、顎の骨の発育も終わりに近づく13~14歳くらいに始めるのが良いでしょう。お子さんの発育の状況によっては、その時期がもう少し遅れることもあります。

② 何歳までに小児矯正をしておくと良いか

小児矯正のうち、0期治療は5歳くらいまで、1期治療は12歳くらいまでにしておくと良いでしょう。この2つは治療の性質上、年齢的な制限がある点に注意しなければなりません。2期治療に関しては、“何歳まで”という制限はありません。そのため高校生や大学生、場合によっては社会人になってから歯列矯正をする人もいます。ただし、顎が発育する力を利用する場合は、15~16歳くらいまでには小児矯正をしておいた方が良いといえます。

③ 小児矯正を始めるタイミング

小児矯正を始めるタイミングは、お子さんによって変わります。それは成長する速度に個人差があるからです。基本的には上段で解説した0期・1期・2期における適切な時期に小児矯正を始めるのが良いのですが、最終的には診察してみなければ判断できません。ですから、お子さんの歯並びや噛み合わせで気になる点が出てきた段階で一度、矯正の歯医者さんに相談することをおすすめします。矯正相談に関しては、タイミングが早すぎるということはありません。

2. 大人の歯列矯正は何歳まで可能か

続いては、大人の歯列矯正の年齢について解説します。大人の矯正は、子供の矯正とは考え方が異なる点がありますので、その違いは正しく理解しておくことが大切です。

① 年齢の制限はない

結論からいうと、大人の歯列矯正には年齢制限がありません。子供の矯正治療のように、一定の年齢を超えてしまうと効果が得られなくなるということがないのです。そのため大人の歯列矯正を30代や40代、場合によっては50代から始める人もたくさんいらっしゃいます。ですから、子供の頃に矯正できなかったとしても、歯並びの治療を諦める必要はまったくないのです。

② 歯の状態で可能か不可能か決まる

大人の歯列矯正には年齢制限がないといいましたが、歯の状態によっては治療が受けられない場合もあります。つまり、大人の歯列矯正の可否は、あくまで現在の歯や歯並び、噛み合わせの状態で決まるのです。仮に年齢が60歳を超えていたとしても、お口の中の状態が良好であれば、歯列矯正も行えます。

3. 子供の頃から矯正を行うメリット

大人の歯列矯正に年齢制限がないのであれば、子供の頃に急いで歯並びの治療を受ける必要性も低いように感じますよね。確かに、一部の症例ではその通りといえるかもしれませんが、基本的には子供の頃から矯正を行った方が以下に挙げるようなたくさんのメリットが得られます。

① あごの成長を活かせる

子供の頃から矯正を行う最大のメリットは、あごの成長を活かせる点です。あごの成長は、乳歯と永久歯が混在する混合歯列期にピークを迎えるため、その時期に適切な矯正力を働かせることで、歯をきれいに並べるための土台を作れます。その結果、歯並びや噛み合わせだけでなく、顔立ちも健やかに発育していくことでしょう。

② 悪癖の改善が可能

子供の頃の矯正では、口呼吸や舌を前に突き出す癖、指しゃぶりなど、歯並び・噛み合わせを悪くする悪癖の改善も見込めます。これもまた健やかな歯並び・噛み合わせを育む上で重要な役割を果たします。

③ 抜歯を減らせる

小児矯正では、あごの大きさや幅を自然な形で広げることができます。それは将来的な抜歯を回避することにつながります。小児矯正を受けずに大人になってから歯並びの治療を行うと、多くのケースで便宜抜歯が必要となりますが、それは子供の頃のあごの発育が不十分に終わるからなのです。

④ 負担が低減される

子供の頃に矯正治療を受けていると、いくつかの面で負担が軽減されます。まず親御さんに関しては、子供の矯正治療にかかる費用を安く抑えられる可能性が高まります。お子さんに関しては、小児矯正で悪癖を取り除き、あごの発育も正常に促すことができれば、2期治療での歯の移動が最小限で済んだり、抜歯が不要となったりするのです。ケースによっては、外科矯正を回避できる場合もあります。

4. 子供の頃から矯正を行うデメリット

子供の頃に矯正行うと、メリットだけでなく、次のようなデメリットも伴いますのでその点はご注意ください。

① 治療期間が長期化する傾向がある

小児矯正は、いろいろな方法でアプローチすることから、治療期間が長くなることも珍しくはありません。それはあごの発育を促したり、悪癖を取り除いたりする治療も含むからです。また、お子さんの協力が得られない場合も治療が長期化してしまいます。

② むし歯リスクが高まる

小児矯正でも必ず何らかの装置を口腔内に装着します。大人の矯正で使うマルチブラケット装置ほど複雑なものはありませんが、清掃性が低下することに変わりはありません。そのため矯正期間中にきちんと歯磨きできていないとむし歯リスクが高まります。

5. プルチーノ歯科の小児育成矯正のご案内

今回は、子供の頃に矯正治療を受けるメリット・デメリットや大人の歯列矯正の年齢制限などについて、四日市のプルチーノ歯科・矯正歯科が解説しました。最後に、当院の「小児育成矯正」についてもかんたんに紹介させていただきます。

◎成長期だからこそできる矯正治療

当院では、あごの成長の妨げとなる悪癖を除去できるプレオルソとMFT(筋機能訓練)を組み合わせた小児育成矯正を実施しております。あごが十分に発育し、口腔周囲筋の働きも良くなったら、子供専用のインビザライン・ファーストによる歯列矯正に移行できます。お子さんのあごや歯並び、噛み合わせの発育を自然な形で育みたいという方は、ぜひ四日市のプルチーノ歯科・矯正歯科までご相談ください。子供の歯並び治療が得意な歯科医師がていねいにカウンセリングいたします。

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